VELscope | 光を使用した口腔癌対策用のスクリーニングシステム

VELscope 簡単・安全・安心の
口腔癌スクリーニングシステム

VELscope

VELscope システムは、従来の検査方法では見過ごされる危険性のある口腔内の癌組織をスクリーニングする検査・診断システムで、アメリカの政府機関 Food and Drug Administration(米国食品医薬品局)Health Canada(カナダ保健省)から認められて、各地の大学病院はじめとして一般の歯科医が使用する段階にきております。特に、今まで不可能に近かった前癌状態の組織変性を察知する能力は、実用化を推進する大きな原動力となっています。

VELscopeを使用した診断方法

実際の診断方法は、口腔内にVELscopeから特殊な青色蛍光を照射し、その反射光を観察することで癌組織を識別いたします。他の検査とは違い、ステイン・リンスなどの洗口液・フッ素剤・歯磨剤・その他薬剤が一切不要なので、不快な後味もなく、歯質への一時的または半永久的な色素沈着もないので、他の治療行為を阻害することはありません。もし、スクリーニングで陽性反応が観察された場合には、従前の方法で再検査を実行し、早期治療に移行いたします。

VELscopeによる診断の仕組み:
DirectTissueFluorescenceVisualization Technology(直接組織蛍光可視化テクノロジー)

口腔癌発生のしくみ

口腔癌発生の初期段階では、目視による検査では病変組織を発見しにくいために、臨床医によっても見過ごされがちです。通常、口腔癌は基底膜と呼ばれる、皮膚組織の下の部分から異常細胞が発生し、徐々に上部組織へと進行していきます。このため、口腔内を検査する歯科医でも、癌組織が進行した状態にならなければ目視では発見が困難ですが、VELscopeシステムでは基底膜まで到達する特殊な青色光を照射します。これにより健康な組織を蛍光発光させ、癌組織を別色で明示することにより、前癌組織・癌組織の発見を容易にします。

VELscope DirectTissueFluorescenceVisualization Technology(直接組織蛍光可視化テクノロジー)図
VELscope DirectTissueFluorescenceVisualization Technology(直接組織蛍光可視化テクノロジー)写真

他の製品、例えば白色光や類似した光が使用されていると、皮膚組織のごく浅い部分で光が反射してしまい、潜伏状態にある病変組織を目視では発見しにくくなります。しかし、蛍光発光を利用した場合は組織自体を発光させることにより、病変組織の発見が容易になるという事が臨床実験で立証されています。


治療費



  • 診断料金 3000円(消費税別)
  • 所要時間 約15分
  • 健康保険は適用されません(日本の厚生労働省から承認されている検査機器ではありません)が、本人確認の必要があることから、初診時には健康保険証 、あるいは運転免許証を御持参していただくようお願いいたします。

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口腔癌の発症率

口腔癌は、年齢・性別に関係なく発生のリスクがあり、近年では、男女ともに40歳以下の口腔癌患者数が増加しております。そして、その大多数は一般的に癌のリスク要因とされるタバコ・飲酒等と関連なく発病しています。子宮頸癌と比較した場合、患者数は約3倍、予想される死亡者数は約2倍とされています。

  • 新規口腔癌患者: 34,360名
  • 口腔癌による予想死亡者数: 7,550名
  • 新規子宮頸癌患者: 11,150名
  • 子宮頸癌による予想死亡者数: 3,670名

(いずれも2007年度米国内においての診断予想数。American Cancer Society. Cancer Facts and Figure 2007. Atlanta: American Cancer Society, 2007)

北米では、毎日1時間ごとに1人、口腔癌が原因で死亡しています。診断が遅れた場合、5年間の生存率は22%ですが、早期発見により80〜90%までに生存率が高くなります。

( U.S. Department of Health and Human Services. Oral Health in America: A Report of the Surgeon General. Rockville, MD: U.S. Department of Health and Human Services, NIDCR, NIH, 2000)

VELscopeを導入している大学病院・研究機関(診断方法の信頼度)

2009年現在、残念なことに日本の厚生労働省から承認されている検査機器ではありませんが、National Institutes of Health (米国国立衛生研究所)を代表とする諸機関から、約5千万ドルに及ぶ資金援助を受け、British Columbia Cancer AgencyとMD Anderson Cancer Centerなどが研究に協力した検査機器です。また、ADA(アメリカ歯科医師会)は歯科医師によるオーラルヘルスケア対策の一環として、口腔癌に対する意識の向上だけでなく、定期的な口腔癌検査の一手法としてVELscopeの導入・使用を積極的に推奨しております。

VELscopeを使用しているアメリカ、カナダ各地域の大学・研究機関